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牛乳・乳製品と認知症 [医療情報]

 海外の研究では、地中海式食事法がアルツハイマー病のリスクを減少させるが、
乳製品の摂取は控えめがよいとされているようです。
九州大学が高齢の日本人集団での認知症発症における牛乳・乳製品の摂取の
効果を久山町の60歳以上の非認知症者1,081人の住民で検討したところ、
年齢・性別で調整した発症率は、認知症全体、アルツハイマー病、血管性認知症
ともに、牛乳と乳製品の摂取量の増加に伴い、有意に低下していたということです。


新しい血糖測定法 [医療情報]

大阪警察病院とシスメックスが、血液採取なしに血糖変化をモニタリングできる
検査デバイスを開発しました。上腕部にマイクロニードルアレイを押し当て、表皮に
微細孔を形成。次にゲルパッチを貼付し、真皮細胞内の毛細血管から浸出する
組織液を吸収させ、一定時間後にパッチを回収して、蓄積されたグルコースを分析
するという仕組みだそうです。使用しているマイクロニードルの長さは300ミクロン
メートルで、痛みがほとんどないようです。
これはよさそうですね。

米国の大腸癌スクリーニング [医療情報]

 米国消化器学会によりますと、現在米国で奨励されているスクリーニング方式
(50歳から75歳を対象に、高感度免疫便潜血検査を年1回、軟性S状結腸鏡検査
を5年に1回、大腸内視鏡スクリーニングを10年に1回など)に比べ、1年か2年に
1回の免疫便潜血検査を50歳から65歳まで続け、66歳時に大腸内視鏡検査を
1回行う方式にすると、大腸癌の発症率と死亡率は同程度減少し、医療費は減少
することが分かったということです。
米国では大腸癌のスクリーニングにけっこう内視鏡検査を行っているのですね。

コーヒー摂取と死亡リスク [医療情報]

55歳未満で1日に4杯以上のコーヒーを飲む人では早期死亡リスクの高いことが、
米国の研究で示唆されました。喫煙や体力などを考慮して統計値を調整した結果、
週に28杯を超えるコーヒーを飲む人は死亡リスクが21%高く、55歳未満の男女
では、リスクが50%高いことがわかりました。死亡原因までは詳しくみておらず、
何が悪いのかわからないようですが。

祖母と孫のピロリ菌感染 [医療情報]

子どものヘリコバクター・ピロリ(H.pylori)菌感染は、母だけでなく、祖母の
感染とも関係が深いことが東邦大学の研究でわかりました。大家族である
ことや、父や祖父のピロリ菌感染は、子どものピロリ菌感染の危険因子では
ありませんでしたが、母親と祖母のピロリ菌感染は子どものピロリ菌感染と
深く関わっていたようです。
祖母から母親、子供へとピロリ菌が感染していくことが多いのですね。

過剰免疫抑制に役立つ細菌 [医療情報]

健康な大人の腸内に、過剰な免疫反応を抑える「制御性T細胞」を増やす
細菌が見つかったそうです。過剰免疫反応で起きる炎症性腸疾患の人の
腸内では、この細菌が減っていることが分かったおり、腸内でこの細菌を
増やして免疫反応を抑制する新たな治療が期待されます。
早くステロイドなどに頼らない治療法ができるといいですね。

AGAと前立腺癌 [医療情報]

男性型脱毛症(AGA)は遺伝性で年齢との関係が強く、男性ホルモン(アンドロゲン)が
その発症に重要な役割を担っていると考えられるため、AGAと前立腺癌は関連性がある
と思われました。実際米国での調査結果によると、AGA(あらゆる脱毛パターン)と前立腺癌
には統計的に有意な関連はみられませんでしたが、頭頂部AGAと前立腺癌には統計的
に有意な関連が認められたということです。いやですね。

日焼け止めによる皮膚老化抑制 [医療情報]

オーストラリアで、日焼け止めの使用による皮膚の光老化抑制効果を調べた
結果、日焼け止めを日常的に使用している群では4.5年後も皮膚老化の進行が
みられなかったことがわかりました。
βカロチン補給による抑制効果も調べられましたが、効果はみられなかった
ようです。
これからの季節、日焼け対策は大切ですね。

胸やけと咽頭・声帯癌 [医療情報]

米国癌学会は喫煙および飲酒の習慣の無い人において、高頻度の胸焼けが、
咽頭癌および声帯癌のリスクの増加に関連しており、制酸薬の使用は、これらの
癌のリスクを低下させる、との研究結果を示しました。それによりますと高頻度の
胸焼けは、咽頭癌および声帯癌のリスクを78%増加する可能性があり、制酸薬
による治療は咽頭癌および声帯癌のリスクの41%減少させる可能性があった
とのことです。
胸やけが咽頭まで影響するとは嫌ですね。治療しなくてはいけませんね。

未成年へのCT被曝で癌リスクが増加 [医療情報]

0~19歳のオーストラリア人1090万人を追跡した結果、全体の発癌率は
CTを受けてない人に比べて、CTを受けている人が24%高かったことが
示されました。この著者はCT検査後の発癌の原因のほとんどは放射線
被曝によるものと考えられたと述べています。
若い人のX線検査はなるべく避けなければいけないですね。